家族の介護が必要な人へ
介護休暇は家族に介護が必要になった際に取得できる短期休暇制度です。ここでいう家族とは、「配偶者(事実婚を含む)」「父母(養父母を含む)」「子(養子を含む)」「配偶者の父母」「祖父母」「孫」「兄弟姉妹」に限られます。賃金については定められておらず、勤めている会社の規定に従うことになります。無給の場合も少なくないので、転職する際はあらかじめ就業規則を確認しておきましょう。申請方法は口頭でも構わないとされていますが、申請書が用意されているケースが多いです。
介護休暇はまだまだ普及が進んでいません。そのため、利用率が低いという課題があります。また、制度を知っていながら利用していない人も多く、その理由としては「制度を利用するのが職場に申し訳ないから」「取得するタイミングが分からないから」などが挙げられます。会社や仕事の都合で取得できないケースも少なくないため、まずは制度に対する職場の理解が求められます。今後は高齢化が進んでいくため、介護休暇を必要とする人はさらに増加していくでしょう。
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